いつもお世話になります。
レッスンブログです。
段取りを間違わず、セリフも間違わずに言う。
舞台の本番や撮影の本番では、段取りもあまり間違えて欲しくないですし、あんまり違うセリフを言わない方が、周りの出演者やスタッフのかたが困らないと思います。
でも本番に良い演技をしていただく為に勉強する場では、
「段取りを間違わない」
「セリフを間違わない」
は後回しにします。
セリフを間違わずに言おうとしている生徒に行ってもらうのですが、
セリフ以外の言葉を出来るだけ沢山喋っていただきます。
例えば家族4人が楽しく食卓を囲んでいる芝居を勉強していたら、
4人共に、「セリフも言っても良いけど、他のことをどんどん喋って」
と伝えます。
私は 「役を作ること」 と 「役を生きること」 を大切にしています。
役さえ正しく作っていれば、幾らでも喋れる筈だと思っています。
普段、私たちは、自分という役をキープしているだけで、ぐちゃぐちゃ喋ります。
お稽古段階で、ですが、
セリフと段取りは間違わないけど、「それだけ」しか出来ていない演技を見ていても私の心は動きません。
セリフもぐちゃぐちゃで何を言ってるか分からないけど、この家族は仲が良いのね、というのが伝わって来る演技の方が私は良いと思います。
そしてその後、セリフを元に戻します。そうすると、役と役の関係がキープされたまま、ストーリーも正しく展開されます。
セリフを間違えてはいけないという緊張感は与えず、役で反応しないといけないという緊張感を与えるようにしています。
松ぼっくりが、ぼとっと落ちました。
むっちゃビックリしました。
信じられん大きな音でした
